カズオイシグロ原作

「舞台 夜想曲集」


 

原作:カズオ・イシグロ(原題「Nocturnes」)
脚本:長田育恵
演出:小川絵梨子
音楽:阿部海太郎
照明:原田 保
音響:中島正人
衣裳:前田文子
ヘアメイク:鎌田直樹
演出助手:大澤 遊
舞台監督:二瓶剛雄

キャスト:
東出昌大
安田成美
近藤芳正
渚あき
入来茉里
長谷川寧
中嶋しゅう
守屋拓之
高橋ピエール

会場:
2015年 5月11日(月)〜24日(日) 天王洲 銀河劇場
     5月30日(土)・31日(日) 大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
     6月4日(木) 広島アステールプラザ
     6月8日(月) 富山県民会館 ホール

企画制作:ホリプロ


開演のベル、ここで出番を待つ。

 

僕は実際に舞台上で演奏するミュージシャンの役として、ベースの守屋さんと一緒に
稽古から各地 の公演まで3ヶ月間をカンパニーの一員として過ごしました。

舞台上では動きも有り、台詞こそ有りませんが、東出君初め、安田成美さん、中島しゅうさんと絡んだ演技をします。
役者です。

原作はカズオイシグロさんの短編集。
脚本の長田さんがその中から幾つかを有機的に組み合わせて一つの話を紡ぎ出し、
演出の小川絵梨子さんが、音楽を巡る人々の様々な覚悟と葛藤をクールに、そしていとおしく描き出していきます。
僕にとってはまさに自分の物語。小川絵梨子さんとも納得行くまで話しました。

作曲と音楽監督は我等が海太郎さん。
安田成美さんとは以前、木梨さんのやっていたカフェで弾いていた縁も有って10年ぶり位の再会でした。
こんな形で共演出来るなんて思いもしなかった。
中島しゅうさんは常に気に掛けてくれて、舞台に大切な事を色々教えてくれました。
でっくん(東出)は中身が小学生か!って言う位のピュアで、こんな良い人居るんだ、って感じ。
でも色々悩みながら、ここに掛ける意気込みがひしひしと伝わってきました。
他の皆ともほとんど毎日一緒、 長い時間を真剣に過ごして本当に信頼しあって行えた良い舞台でした。
役者になりたい、、、って本気で思ったくらい。
ああ、舞台って良いな、また立ちたいな。